車離れ カーシェアリング

車を自分で保有するとなると元々高額な車両代金に加え駐車場代、自動車税、車検代、ガソリン代、整備費など、かなりの維持費がかかる。

 

そのため、車を所有することによる負担が家計に重くのしかかり、特にリーマンショック以降ガソリン代の高騰も加わり都市部では所有していた車を手放す人も増えている。

 

東京都が平成22年に行った自動車需要と環境に関する政府世論調査によると自動車を所有している人は59.3%、以前は所有していたことがあったが 13.4%で、いつかは所有したい4.7%、所有するつもりはないが20・ 7%と人の車離れが進んでることが明らかになった。

 

以前は所有していたが手放したとこ答えた人に所有するのをやめた理由を尋ねたところ、維持管理費がかかるからが57%と最多で、徒歩と公共交通機関で十分だからが44.4%と続いた。

 

カーシェアリングについては聞いたことがあるまで含めると知っていると答えた人が74.9%だが内容の理解はまた低いためか利用したいは14.4%にとどまった。

 

利用したい人に理由を聞くと少ない経費負担で利用できるからが60.9%でトップだった。

 

やはりコスト面でのメリットはカーシェアリングが選択する大きな理由として挙げられるようだ。

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カーシェアリングが普及すれば必然的に車の利用頻度が減るため交通渋滞の緩和につながるばかりか二酸化炭素排出量も5分の1ほどに減らせます。

 

その分公共交通の利用が増えるという点では公共性の高いシステムなのです。

 

カーシェアリングを都市部に戦略的に配置することで減クルマが期待できるはず。

 

日本におけるカーシェアリング事業は平成11年に経済産業省が電気自動車の共同利用を促進する目的で社会実験をスタート。

 

その社会実験を引き継ぐ形で平成14年にオリックス自動車が日本で初めてカーシェアリング事業を開始した。

 

平成17年2月にはマツダレンタカーもカーシェアリング事業に参入しカーシェア24というブランド名で全国に展開し始めた。

 

しかし都市部では駐車場の確保が難しいこともあり北米での比較して本格的な普及には至っていない。

 

交通エコロジーモビリティ財団の調べでは平成20年時点での車両台数は各社合わせても500台あまりに過ぎなかった。

 

急激に伸びてきたのはここ1,2年のこと。

 

パーク24の参入がなんといっても一番の要因である。

 

それまではカーシェアリングに対する潜在需要はあっても、供給はほどんどされていない状況だった。

 

ところが、平成21年3月時間貸し駐車場で業界トップのパーク24がマツダレンタカーをグループ化してカーシェアリング事業に乗り出すやいなや車両台数・会員数と共に一気に拡大。

 

増加の一途をたどっているのである。

 

パーク24は人と車と街とをスローガンに全国に1万カ所を超える時間貸し駐車場タイムズを展開しており、黄色地に黒文字と赤の数字で「24h Times」と横書きされた看板を看板を多くの人が目にしていることだろう。

 

その駐車場タイムズをシャーリングステーションして活用できるのが最大の強みであり平成22年6月にはサービスブランド名をカーシェア24からタイムズプラスに改め、一躍業界トップに躍り出た。

 

必要な時間だけ15分30分単位といった短い時間で利用できる。

 

料金は使った分だけ払えばいいのでかなり経済的だ。

 

そのため若者はもとより、金銭的にシビアな主婦層からの支持を集めている。

 

カーシェアリングは人口が密集し公共交通が発達した都市部ほど適したシステムであることを考えると日本においてはまだまだ十分伸びる余地がある。

 

あるシンクタンクの試算では仮にスイス並みの1%まで普及した場合、その市場規模は2,000億円程度まで膨らむと推定されている。

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このように車が所有から利用へと人々の意識を大きく変化する中、昨今人と車との新たな付き合い方として注目され急速な広がりを見せているのはカーシェアリングだ。

 

カーシェアリングとは会員の間に車を共同利用するシステムで,1948年にスイスのチューリヒで誕生したとされる。

 

当時は一般庶民が自分の車を所有するのは夢のまた夢であった。

 

そこで個人で車を持つ余裕がない数人が割り勘で1台の車を所有しようと考えたのが始まりだった。

 

その後経済が発展するにつれて個人所得も伸びヨーロッパではいつしかマイカーを所有するのが主流になっていく。

 

そのためカーシェアリングがしばらく低迷を余儀なくされたが、1980年代後半に再びスイスで今度は不特定多数が車をシェアできるシステムとして登場。

 

地球温暖化への懸念が深刻さを増すにつれその防止策として注目を集めるようになりヨーロッパや北米に広まっていった。

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若者の車離れは叫ばれるになって久しい。

 

先行きが見えない経済情勢下、将来の漠然とした不安があることに加え、

 

価値観の多様化が背景として挙げられるだろう。

 

かつて車をもつことは一種のステータスであり豊かさのシンボルだった

 

世の男性は車格にもこだわりをみせ、いつかはクラウンというキャッチコピーが店を風靡した時代が懐かしい

 

多くの若者達が学生時代に運転免許を取得し、かっこいい車に乗ることが異性を引きつける要因の1つとみなされる節さえあった

 

デートはもちろん友人たちのドライブなど車は仲間同士のコミュニケーションツールとしても活躍し、車を趣味として楽しむという1つのスタイルが形作られた。

 

就職をして自分でお金を稼ぐ稼ぐようになったらまず、車を所有することを目標にした人も少なくなかった

 

ところがバブル経済が崩壊し失われた10年と言われた1,990年代以降で20年にわたってデフレが続いており、ここ10数年で一人当たりの平均所得は100万円以上もダウンしている

 

今の若者達が物心がついた頃から不況が続いており、そこに100年に1度と言われる経済危機が追い打ちをかけた。

 

祖父母や親世代が経験してきた高度経済成長期がパプル景気のこはと話に聞いてはいるものの、目の前の現実との相違に正直ピンとこないというのも頷ける。

 

学校を卒業しても就職がままならず絶えず雇用不安にさいなまれ賃金も思うように上がらない。

 

そんな状況では車が欲しくても買えないのが実情でありそれが若者の車離れの大きな要因になっていることは否めない。

 

しかし若者が昔ほどに車に興味関心を示さなくなった経済的な理由だけではないはずだ。

 

価値観が多様化し最近では若者に限らずものを買わないもたないという志向が強まってきている。

 

ムダを削ぎ落とし合理的な選択をすることで賢い生活者を目指すスマートライフという新しいライフスタイルも登場した。

 

それにともない、車に対する意識も大きく様変わりしてきているのだ。

 

車があれば便利でありニーズがなくなったわけではないが、かといって車を特別なものとは思わない。

 

単に移動手段の1つとして捉える見方が広がってきているようだ。

 

特に交通インフラの整備された都市部においては車を所有する必然性をほとんど感じられず、その時々の目的に応じて利用すればいいという考える人が増えてきているのである。

 

確かに自分で車を所有するとなると車両費に加え自動車税保険料駐車場代など維持費もかさんでしまう。今の若者は携帯電話やパソコンといったデジタルコミュニケーションのためには多少無理をしてでもお金や時間を費やすが、もはや車をその対象ではないということだろう。

 

車離れを加速させているもう一つの要因として人々の環境意識の高まりも見逃せない。

 

地球温暖化防止に向けて世界規模で二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス削減削減の取り組みが来られるのが車を所有することある意味環境保全と対極にある行為とも受け止められているからだ。

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