車離れ カーシェアリング

なぜ車離れが進むのか

若者の車離れは叫ばれるになって久しい。

 

先行きが見えない経済情勢下、将来の漠然とした不安があることに加え、

 

価値観の多様化が背景として挙げられるだろう。

 

かつて車をもつことは一種のステータスであり豊かさのシンボルだった

 

世の男性は車格にもこだわりをみせ、いつかはクラウンというキャッチコピーが店を風靡した時代が懐かしい

 

多くの若者達が学生時代に運転免許を取得し、かっこいい車に乗ることが異性を引きつける要因の1つとみなされる節さえあった

 

デートはもちろん友人たちのドライブなど車は仲間同士のコミュニケーションツールとしても活躍し、車を趣味として楽しむという1つのスタイルが形作られた。

 

就職をして自分でお金を稼ぐ稼ぐようになったらまず、車を所有することを目標にした人も少なくなかった

 

ところがバブル経済が崩壊し失われた10年と言われた1,990年代以降で20年にわたってデフレが続いており、ここ10数年で一人当たりの平均所得は100万円以上もダウンしている

 

今の若者達が物心がついた頃から不況が続いており、そこに100年に1度と言われる経済危機が追い打ちをかけた。

 

祖父母や親世代が経験してきた高度経済成長期がパプル景気のこはと話に聞いてはいるものの、目の前の現実との相違に正直ピンとこないというのも頷ける。

 

学校を卒業しても就職がままならず絶えず雇用不安にさいなまれ賃金も思うように上がらない。

 

そんな状況では車が欲しくても買えないのが実情でありそれが若者の車離れの大きな要因になっていることは否めない。

 

しかし若者が昔ほどに車に興味関心を示さなくなった経済的な理由だけではないはずだ。

 

価値観が多様化し最近では若者に限らずものを買わないもたないという志向が強まってきている。

 

ムダを削ぎ落とし合理的な選択をすることで賢い生活者を目指すスマートライフという新しいライフスタイルも登場した。

 

それにともない、車に対する意識も大きく様変わりしてきているのだ。

 

車があれば便利でありニーズがなくなったわけではないが、かといって車を特別なものとは思わない。

 

単に移動手段の1つとして捉える見方が広がってきているようだ。

 

特に交通インフラの整備された都市部においては車を所有する必然性をほとんど感じられず、その時々の目的に応じて利用すればいいという考える人が増えてきているのである。

 

確かに自分で車を所有するとなると車両費に加え自動車税保険料駐車場代など維持費もかさんでしまう。今の若者は携帯電話やパソコンといったデジタルコミュニケーションのためには多少無理をしてでもお金や時間を費やすが、もはや車をその対象ではないということだろう。

 

車離れを加速させているもう一つの要因として人々の環境意識の高まりも見逃せない。

 

地球温暖化防止に向けて世界規模で二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス削減削減の取り組みが来られるのが車を所有することある意味環境保全と対極にある行為とも受け止められているからだ。